1883(明治16)年に創業し、糖質「トレハロース」などで有名なバイオ企業の林原が今年2月、会社更生法の適用を申請。私的整理の「事業再生ADR(裁判外紛争解決)」での経営再建を目指していたが、これを断念した格好だ。
信用調査会社によると、同社の2011年1月現在の長期借入金は1228億円強。事業再生ADRを断念したのは、金融債権を持つ28もの金融機関が「過去に不適切な会計処理が行われていた」として、理解を示さなかったためだ。
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(構成=高橋晴美 図版作成=ライヴ・アート)

