ネット上は批判の声もあるが、グプタはまったくひるんでいない。「私はそもそも、他人に何を言われても気にしないタイプだ。私は尊敬する人たちから、『君は愚かで、成功できないだろう、君の立ち上げたスタートアップは馬鹿げている』と言われたことがある。見ず知らずの人から同じことを言われても、それと比較すれば全くこたえない」とグプタは述べた。
グプタはさらに、自身の投稿は「すべての人がこうするべき」と指図するようなアドバイスを意図したものではなかったと付け加えた。「大半の人は、こんな生活を送るべきではないと思う」と、グプタは述べ、さらにこう続けた。「私は、自分たちの職場環境を『ペースが速い』『ダイナミック』などと表現して実態を隠すことはしない。そうした表現に引き寄せられた、ある程度のワークライフバランスを求める人が、1週間の労働時間が100時間に達すると聞いてびっくり仰天する事態は避けたいからだ。あえて『ワークライフバランスは存在しない』『ストレスが高い』と表現することで、そうした職場を求め、まさにこうした環境を楽しめる人を選べるようにしている」
一部のネット民からは、グプタの明快なアプローチを称賛する声もあった。「透明性があるのはいいことだ。働き始めた途端に辞職に追い込まれるくらいなら、この会社に入らない方がずっといい」と、あるレディットのユーザーはコメントした。
(翻訳:ガリレオ)
当記事は「ニューズウィーク日本版」(CCCメディアハウス)からの転載記事です。元記事はこちら