睡眠不足が続くと、若い人でも部分白髪が出る
人間の体内時計は、朝に日光を浴びることで調節されます。
くもりや雨の日でも、日光の光は届いているため、天気が悪くても屋外に出ることが大切です。
でも、運輸業は朝が早く、冬場だと日が昇らないうちから仕事をすることもあるため、この方は眠りと覚醒の切り替えがうまくいっていなかったのです。
そこで、寝る数時間前の入浴と、毎日日課にしていた散歩の時間を変更したら、よく眠れるようになったと喜んでいらっしゃいました。
それまでは目の下のクマを人に指摘されることも多かったようですが、1カ月頑張ったら、仕事の場でも「最近クマが薄くなったね」「顔色がよくなった」「元気そうになった」と言われることが増えたそうで、「本当にコンサルを受けてよかった。すごく嬉しかった。感動した」とおっしゃっていました。
疲れた顔は、やはり仕事相手に対してもマイナスな印象を与えてしまうので、ご本人もそれを気にしていたのです。
睡眠の良し悪しが外見に影響する例は、ほかにもたくさんあります。
先日、美容師さんから聞いた話では、睡眠不足が続くと、若い人でも部分白髪が出たりするとのこと。
また、睡眠不足だと肌のターンオーバーも乱れるので、肌荒れや吹き出物の原因にもなります。肌の調子が悪いと自分でも気になりますし、人に与える印象も変わってくるので、気をつけたいものです。
見た目が変わると人生が変わる
実は私も昔はすごく肌荒れするタイプで、睡眠に気をつけるようになる前は、ほぼいつもニキビができていました。
友人にもそういうイメージを持たれていたのですが、ここ数年は「肌がきれいになったね」と言われるようになり、睡眠の肌への影響を実感しています。
そして、しっかり眠るようになってからは、何より太りにくくなったと感じています。
一方、睡眠不足が続くと、食欲を抑制するホルモンの分泌が悪くなって、食欲が増したり、代謝にも影響が出てくることがあります。
ボディビルの大会に出ている友人たちは、「どれだけ食事に気を遣っていても、睡眠の状態が悪いと体脂肪が落ちない」「睡眠時間が短いというだけで体重が増えてしまう」と言っています。彼らも、特に大会前は睡眠に気をつけているそうです。
このように睡眠は、全体の印象、お肌、体型など、いたるところに影響しています。
少しずつでも睡眠時間を伸ばすだけで、人生にもプラスの効果があらわれます。
好感度の高い見た目のためには髪型、メイク、ファッションなどももちろん大切ですが、内側からの改善策として、睡眠にもぜひ目を向けてほしいと思います。