相手の実家からは結婚を認めてもらえなかった

妊娠を機に、2人は結婚したいと考えた。しかしB君の母親が、若い彼らの決断を許さなかった。ハーさんはB君の自宅まで足を運び、2人で何度も説得を試みたものの、認めてもらうことはできなかった。それどころか、結婚だけでなく出産にも反対され、「Bに子どもを認知させるつもりはない」とまで告げられる。結果、B君と別れてしまう。

お腹の子どもとともに「ノー」を突きつけられてしまったけれども、ハーさんだけは子どもを見捨てることができなかった。やむなく、1人で産もうと決意する。

そんななか、妊娠を知って助けてくれた人もいた。ハーさんが通う日本語学校の教師たちである。日本には、未婚のシングルマザーを対象にした公的手当があることを教えてもらい、アドバイスに従って市役所を訪問し、援助を求めたのだった。