2022年~23年にプレジデントオンラインで配信した人気記事から、この夏に読み直したい「2024夏のイチオシ」をお届けします――。(初公開日:2023年5月2日)
久しぶりに車を運転するときに、注意するポイントは何か。自動車ジャーナリストの菰田潔さんは「バッテリー電圧とタイヤ空気圧は事前にチェックしておいたほうがいい。事前にチェックしておけば、多くのトラブルは避けられる」という――。
非常停止
写真=iStock.com/Ivanko_Brnjakovic
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「休日限定ドライバー」が増える大型連休

大型連休中にドライブに出かけるという方は多いのではないでしょうか。旅行や帰省で道路が混雑するのに加えて、普段はあまり運転しないドライバーが増えることもあって、ゴールデンウイーク期間中は車のトラブルが増加する傾向にあります。

JAF(日本自動車連盟)の発表によると、2022年GW(4月29日~5月9日)のロードサービス救援件数は、四輪と二輪合わせて計65469件。故障内容のトップ3は、

①過放電バッテリー
②タイヤのパンク・バースト・エアー圧不足
③破損/劣化バッテリー

だそうです。

事故よりも自動車部品のトラブルが多い

過放電バッテリーというのは、充電が足りずに電気を使い過ぎてなくなった状態、いわゆるバッテリー上がりです。年間の救援件数ランキングでも長年にわたりトップになっています。

タイヤのパンクは釘などが刺さって空気が漏れてしまうケース。バーストはタイヤが大きく破れてしまい修復困難な状態。エアー圧不足はタイヤの空気が抜けかかった状態。

バッテリーの破損はケースが壊れている場合、劣化は古くなって使えなくなった状態を指します。

意外にも、事故による救援要請は6位でバッテリーやタイヤという自動車部品がトラブルのもとになっていました。

こんなトラブルに巻き込まれたら友人や家族での楽しいドライブも台無しです。そこで久しぶりにドライブする方に向けてのトラブル予防策を考えてみましょう。