バッテリーを3年おきに交換すべき理由

GWでは、普段クルマに乗らない方がクルマを引っ張り出して乗ることも考えられますが、12Vバッテリーを走りながら充電するには結構時間がかかります。

だからバッテリーが怪しいクルマなら、信号待ちで止まってもアイドリングストップでエンジンが止まらないように、走り始めて数時間はアイドリングストップキャンセルスイッチを押しておくことをお勧めします。これで始動時のバッテリー消費を抑えられます。

こうしてバッテリーが弱くなっているだけなら、走り始めることさえできれば何とかなります。しかし、バッテリー破損や劣化している場合は、バッテリーを交換しないと解決できません。

劣化に関しても、先に説明したように使い方によって変わるので一概にはいえませんが、一般的にはバッテリー寿命は3年と言われています。メンテナンスが良く3年経っても元気なバッテリーはありますが、3年を過ぎると突然バッテリーが使えなくなるという事態が起こる可能性が増えます。

ですので、3年経ったらバッテリー交換しておくと、安心してドライブができると思います。

定期的に「空気圧チェック」をしているか

ほとんどのドライバーは自分のクルマのタイヤ空気圧をチェックしないと思いますが、JATMA(日本自動車タイヤ協会)やタイヤメーカーでは1カ月に1度はタイヤ空気圧チェックを推奨しています。

長距離ドライブするようなケースでは、出発前にチェックすることも大事です。

なぜタイヤの空気圧を頻繁にチェックしなければならないのか。それはタイヤの空気はゴムの分子の隙間を通って自然に抜けてしまうからです。膨らんだ風船が翌日には萎んでしまうように、タイヤもゴムでできているので空気が漏れるのです。

自動車のタイヤのパンク
写真=iStock.com/deepblue4you
※写真はイメージです

冬の気温が低いときに合わせた空気圧は、気温が高くなってくる春や夏には、多少空気が膨張して自然に抜けた空気の分を補って、あまり変化していないかもしれません。でも夏から秋、秋から冬にかけては自然に漏れる空気に加え、気温が下がることで空気圧はダブルで低くなることが想定されます。