地元のトヨタに憧れ海外進出を果たすが…

企業の修羅場は、経営者が代わったり、新規事業に乗り出したり、市場環境が激変するなど、事業の連続性が途切れたところで起きやすいものです。我々の場合は2014年から、1回目の米国市場進出を目指したときに、修羅場の火種が生まれました。

エアウィーヴは、私が伯父の経営していた釣り糸の押出成形機械の会社を引き受け、07年から寝具の製造販売を始めました。寝具業界にはゼロから参入したので、販路開拓には苦労しました。ただ、コツコツと努力を重ねて売り上げを伸ばしていきました。