混雑を受け、新駅が誕生

注目ポイント

交通の便が良いとは言えない中、SNSでのバズや外国人観光客数の急増を背景に、ピーク時は隣の佐野市まで5キロメートル以上もつづく渋滞が発生しました。

今では混雑緩和を目指し、行政が協力して臨時列車の増便や駐車場の拡大が行われ、2018年4月には新駅「あしかがフラワーパーク駅」が誕生しました。来場手段を自家用車から電車利用に変えていくことで、整備が急速に進んだのも外国人観光客の影響です。

今後どのような新イベントが登場するのか、そして第三のパークとしてどこまで飛躍するのかが楽しみです。

ミシュランで紹介された景勝地

埼玉県の北西に位置する埼玉県長瀞町の中央部を流れる荒川の岩石段丘は「岩畳」と呼ばれ、その絶景を見ようと多くの観光客が訪れます。その中には外国人観光客も多く、年間約10万人の外国人が長瀞を訪れています。

長瀞の自然あふれる景色やキャンプ、ラフティングなど自然の中で五感を使って楽しめるアクティビティも魅力の一つです。特に紅葉シーズンになると紅葉狩りツアーなどが外国人向けに行われており、外国人を意識した工夫が広がっています。

長瀞渓谷、埼玉県秩父郡長瀞町
長瀞渓谷、埼玉県秩父郡長瀞町(写真=Uryah/CC-BY-SA-3.0-migrated-with-disclaimers/Wikimedia Commons
人気の理由

2011年、『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で紹介されたことをきっかけに、長瀞はそれまでの簡単な英語マップに代えて新たに詳細な外国人向けパンフレットを作成し、早くから外国人対応を行いました。そのため気軽に個人観光できる地として外国人に認知が広まり、今の人気につながったのです。

英語をはじめ韓国語、中国語など5カ国語分のパンフレットには最新のデジタル技術が取り入れられ、観光スポットの表示に専用ペンで触れると、それぞれの国の音声で観光案内をしてくれる仕組みになっており、そのハイテクさに多くの観光客は驚きます。

長瀞には有名な岩畳だけでなく、さまざまな日本文化体験スポットがあり、温泉やうどん手打体験、坐禅など長瀞だけで日本文化を楽しめるのも1日観光スポットとしての強みです。

埼玉=お祭り王国

注目ポイント

毎年3月の第一日曜日には長瀞火祭りが行われます。その見どころは、メラメラ燃える炎の上を裸足で走り抜ける荒行。お祭り王国として知られる埼玉県は2023年にはインバウンド向けのお祭りツアーを企画しました。

ただのお祭り見学ツアーではなく、実際にお祭りを体験できるとあって20代から50代まで、さまざまな国の方が集まり、中には片道3時間以上電車を乗り継いできた方もいたようです。

こういった特設イベントが町ぐるみで行われるところが、他の観光地と一味違う長瀞のポイントです。