自然、アクティビティ、美術館を楽しめる

東大カルペ・ティエム『外国人しか知らない日本の観光名所』(星海社新書)
東大カルペ・ディエム『外国人しか知らない日本の観光名所』(星海社新書)

無機質なコンクリートと機械に囲まれながら生活する現代人は、やがて自然を求めるようになりました。旅行先としても、寺や美術館などが人気を博す一方で、その地域の自然を感じられる場所が必ず入っています。

日本ならば北海道の釧路湿原、福井県の東尋坊、海外でもアメリカのイエローストーン国立公園、オーストラリアのウルル(エアーズロック)など、自然を感じられる観光地は世界中で求められています。

そうした中で、関東地方の身近な場所でも自然が感じられることをご存じでしょうか? 実は千葉県の「ふなばしアンデルセン公園」が、外国人にとても人気なのです。自然とアクティビティ、美術館を楽しめる、一大観光地が船橋にあるのです。

人気の理由

ふなばしアンデルセン公園の魅力は、「どんな人でも楽しめる豊富なアクティビティ」に尽きます。園内は「花の城ゾーン」「メルヘンの丘ゾーン」「子供美術館ゾーン」「ワンパク王国ゾーン」「自然体験ゾーン」に分かれており、どんな人でも、どこかひとつは心に刺さる場所があるでしょう。

例えば、季節ごとに変わる花。園内には各所に色とりどりの花が咲き乱れており、季節ごとにその様相は姿を変えていきます。その種類は100種類にも及び、5万本以上の花が咲いていると言われています。特に真冬に咲くチューリップ(アイスチューリップ)は圧巻で、20種類4万株の花々が咲き乱れます。

アジアでも10位に入る公園

体を動かしたいならば、アスレチックで遊びましょう。日本最大級の障害物コースでは、のびのびと体を動かしながら、楽しく安全にスポーツを楽しめます。

これらの多彩な楽しみ方ができることから、世界最大級の旅行口コミサイトであるトリップアドバイザーでは、日本のテーマパークとして3位に位置付けられるほどの好評を博しています。アジア全体に目を広げても10位以内にランクインしており、世界中からの圧倒的な支持は明らかです。

注目ポイント

神社仏閣ばかりが注目されがちな日本の観光名所の中で、体を動かすことができるテーマパークはなかなかありません。大人にとって古刹巡りはよいフィードバックを与えるものになるでしょうが、子供にとっては退屈な時間になってしまいます。

しかし、この公園であれば、小さな子供であっても、大人であっても、年配の方々でも、世代に隔てなく楽しむことができます。そうした点が、世界中から受け入れられる秘密であると考えられます。

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