元気に働き続けるにはどうすればいいのか。韓国のエッセイスト、イ・ダヘさんは「常に仕事を最優先にして働く生き方には無理がある。休みの日には有意義なことをしようとせず、ただ休む方法を身につけたほうがいい」という――。

※本稿は、イ・ダヘ『仕事帰りの心 私が私らしく働き続けるために』(かんき出版)の一部を再編集したものです。

ソファに横たわりコーヒーを飲みながら自宅でリラックス
写真=iStock.com/Daniel de la Hoz
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「生産性を上げなければ」と常に追い立てられている

私たちはいつも仕事に追われています。「私たち」と言いましたが、あなたはあなたなりに、私は私なりにできる限りのことをしようとがんばっている。燃え尽き症候群が問題になる理由は、仕事ができないからではなく、生活が回らなくなるからです(うつ症状は生活にも支障が出るし、場合によっては生活にだけ支障が出る場合もあります)。

「このところ忙しいでしょう?」という言葉がありがたい挨拶のように使われていて、「最近仕事が多くて」という言葉が謙虚な返事のように聞こえます。誰もが忙しい。お金はあまり稼いでいなくても、暇な人は見たことがありません。

だから生産性に関する強迫観念まで感じるようになります。一番多く寄せられる質問もまた、生産性に関するもの。

「どうすればそんなにたくさんの仕事ができるんですか?」