必要な予算が決まれば、「次のステップ」に進める

例えば、「英語を勉強する」だけだと、教科書を読むのか、ヒアリングをするのか、英会話スクールに通うのか、選択肢が多すぎて、実際にどう動いていいかがわかりません。誰が聞いても同じ動きができるまで具体化してみましょう。「◯◯の教科書の56ページから64ページまで読んで、わからなかったところにチェックを入れる」まで具体化したら、誰が聞いても、同じ行動をとれます。

最後に、予算が必要な場合は、いくら必要なのかを決めてください。

実際に費用を調べてみると、「たったこれだけ?」と思った以上に少ない場合もあります。また、思った以上に予算が必要な場合は、どうやってその費用を工面するのかを考える次のステップへいけます。

自分の頭で考えなくてもできる、最も簡単な具体化の方法があります。

それは、検索してみること。

こんな当たり前で、簡単なことをやっていない人は意外と多く、「うーん、うーん、何からやればいいのか」と頭を悩ませてしまう人も多いんです。

最も簡単な具体化の方法は「検索」

インターネットとSNSの登場によって、ありとあらゆる情報にアクセスできるようになりました。

どうやって?(How)に関しては、もう追いきれないほど情報はあふれています。もはや自分で考える必要はゼロなのです。

例えば、「いつかエジプトに行ってみたい」と思っていた方がいました。ふんわりとした憧れでとどまっていたので、エジプトに旅行に行くためにいったいいくら費用がかかるのかも知りませんでした。でも、ネットで検索したら、一発で出てきます。いくら必要なのか、何月に行くのがおすすめなのかわかったら、あとは、いつ実現するのか決めるだけ。

インターネットがない時代は、わざわざ詳しい人を見つけて聞きに行ったり、旅行会社まで出向いて窓口で聞いたりする必要がありました。そういう時代に、具体化するのは大変だったと思います。でも、今はスマホを取り出せば、たった数秒で調べることができます。

もちろん、どの選択肢が自分に合うかは、実際に試してみないとわかりません。でも少なくとも、選択肢を見つけ出すことは簡単です。具体化に迷った場合は、まずは検索してみましょう。

虫眼鏡を持つビジネスマン
写真=iStock.com/takasuu
※写真はイメージです