退職理由を素直に言うこと自体が高ストレス

「そう思うなら、普通に言ってくれればいいのに」ということが、普通に言えないのが今のいい子症候群の若者たちだ。退職の意向を面と向かって伝えること、それをイメージすること自体が、もはや高ストレス状態なのだ。

金間大介『静かに退職する若者たち』(PHP)
金間大介『静かに退職する若者たち』(PHP)

仮に、強く引き留められるようなことはないとしても、必ず理由は聞かれるだろう。そのときに、なんて答えるべきかが極めて悩ましい。むろん、正直に答えることなどできない。

とはいえ、あからさまなウソもよくないだろう。相手に申し訳ないというよりは、後々こじれる可能性は排除しておきたい。ネットに、参考になるような例が載ってないか探してみよう。というか、「退職」と入力した段階で予測変換に「退職代行」が出てくるじゃないか。これにしよう。決定――。

こんな気持ちの流れの中に、上司や先輩に対する思いやりが入る余地はないのだろうか。

【関連記事】
「私は聞いていない」という上司はムダな存在…トヨタ社内に貼ってある「仕事の7つのムダ」のすさまじさ【2022編集部セレクション】
「今から行くから待ってろコラ!」電話のあと本当に来社したモンスタークレーマーを撃退した意外なひと言
これだけは絶対にやってはいけない…稲盛和夫氏が断言した「成功しない人」に共通するたった1つのこと
なぜ孫正義社長は「すぐ電話をかけてくる」のか…仕事がデキる人がメールより電話を多用する本当の理由
「それって感想ですよね」は理屈がおかしい…「屁理屈で論破してくる人」を一発で黙らせるシンプルな返し方