エクセル作業を効率化するにはどうすればいいのか。公認会計士の羽毛田睦土さんは「ショートカット機能をマスターしてほしい。いきなり全部ではなく、1つ2つと、できるものから体に叩き込むように使っていくことが習得のコツだ」という――。

※本稿は、羽毛田睦土監修、あきばさやか漫画『マンガでわかる Excel』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。

ショートカットを使えば「効率が3倍」になる

Excelのショートカットと言えば、コピー「Ctrl+C」、貼り付け「Ctrl+V」、元に戻す「Ctrl+Z」などがある。このあたりはまだしも、ショートカットは無数あり、便利なものがあるが覚えにくい……忘れてしまう……という経験をした方も多いだろう。

羽毛田睦土さんいわく、ショートカットを使うための極意は2つ。

極意その1 基本的に左手だけを使うべし!(右手は他の作業用に空けるため)
極意その2 無意識に使えるようになるべし!

「無意識」というは、自転車の運転と同じことだ。自転車の運転をするときに、「次はハンドルを右に!」と思って運転をしないだろう。エクセルを使うときも、「コピーのショートカットキーはCtrl+Cだから、Ctrlキーはここにあるはず……」というように、いちいち意識をしていてはいけないのだ。

さらに、羽毛田睦土さんは、無意識に使えるようになるためには、いきなり全部ではなく、1つ2つと、できるものから体に叩き込むように使っていくことが大事だという。

(1)自分がよく使うものから覚える
(2)作業中に繰り返し同じショートカットを使い、体に覚えさせる
(3)1週間ほど使い続けると、自然に手が動くようになる

といった流れで叩き込んでいくことがおすすめ。そこまで練習しても覚えられないなら、あまり使わないショートカットと判断してもいいという。

基本中の基本「よく使うショートカット」とは