家づくりではなにを重視するべきなのか。職人社長を名乗る平松明展さんは「住宅性能の低い家を建ててしまうと、ランニングコストがかさんで結果的に損してしまう。土地代の高い都心より、地方でしっかりした家を建てたほうがいい」という――。
※本稿は、平松明展『住まい大全 ずっと快適な家の選び方、つくり方、暮らし方』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。
購入から70年経過した場合、どんな差が出るのか
ここでは住宅の性能による費用の違いを見ていきたいと思います。わかりやすくするため、30歳で家を購入した人が100歳になったとき、高性能注文住宅、高性能規格住宅、ローコスト住宅の3パターンでどのような差が出るかを比較します。