子供の成績を上げるにはどうすればいいのか。子育て教室講師の高松ますみさんは「家庭で家族で過ごした写真を飾ると、子の自己肯定感が高くなり、成績も上がりやすい」という――。

※本稿は、高松ますみ『高卒シングルマザーがわが子をUCLA特待生に育てた45の方法』(かんき出版)の一部を再編集したものです。

「写真で埋め尽くされたコルクボード」がアメリカの家庭にあるワケ

映画やドラマなどで目にするアメリカの家には、たくさんの写真が飾られているイメージがありませんか?

実際、アメリカの大抵の家庭では、キッチンやリビングなど人が集まるところに、たくさんの写真で埋め尽くされたコルクボードが飾られています。

その家に住む家族の写真だけでなく、夫婦それぞれの両親、祖父母、親せきなどの写真がたくさん飾られており、自分の存在やルーツを感じられるファミリーヒストリーを見ることができます。

近所の家に遊びに行くと、写真を見ながら、そのときのエピソードを話してくれたことを今でも覚えています。

母親との写真を手にする男性の手
写真=iStock.com/Halfpoint
「写真で埋め尽くされたコルクボード」がアメリカの家庭にあるワケ(※写真はイメージです)

子どもの自己肯定感がアップ

あなたは、ご自宅のリビングなどにお子さんの写真を飾っているでしょうか?

最近は、「スマホで撮ってそのまま……」という人も多いと思いますが、実は自宅に写真を飾ることは、親の愛情を可視化できるため、子どもの自己肯定感アップに非常に有効です。

私は「スクラップブッキング」という、写真をデコレーションして飾る技法をアメリカで学び、帰国してからは一時期それを仕事にしていました。もちろんわが家でも撮った写真を作品にしていたので、それを通じて子どもたちが私の愛情を感じ、自己肯定感が上がったのは間違いありません。