景気低迷で暗いニュースが飛び交う中、ものごとがうまく運ばないと嘆いている人は多い。そんな人々に共通しているのは、うまくいかないことを他人や環境のせいにしていることだ。私はこのような考え方を「他責」と呼んでいる。

他責の人は何でも人のせいにすることで前向きな努力を放棄してしまい、事態を改善することができない。無意識のうちに責任転嫁し、守りに入ってしまっている。苦労を背負い込み、自分は苦労でがんじがらめになっていると錯覚している人である。