早起きできる人とそうでない人は何が違うか。韓国の弁護士YouTuber・キム・ユジンさんは「明け方起床を容易に成功させる人は、朝得られる時間自体がご褒美と考えている。さらに楽に実践するために、私はアラームが鳴って5秒以内に起き、顔を洗い、温かいお茶を飲むまで、一日を始めるときのルーティンをスケジュールに組み込んでいる」という――。
※本稿は、キム・ユジン(著)、小笠原藤子(訳)『朝イチの「ひとり時間」が人生を変える』(文響社)の一部を再編集したものです。
アラーム音が聞こえた瞬間から5秒カウントダウン
朝4時30分。アラームが鳴る。
私には2つの選択肢がある。今すぐに起きて洗顔し、温かいお茶を飲みながら昨日の夜に自分自身と約束した一日を始めるか、あるいはアラームを無視し、このままぐっすり寝ることを優先して、以前と代わり映えのない日々に戻るか。
今この瞬間、どんな決定を下すかによってこれからの人生は変わる。
多くの人はベッドに横たわったまま、自分自身ととても多くの会話をしている。
「今起きたからって何が変わる?」「あと5分だけ寝ちゃおう!」「朝やろうとしていたことは、退勤してから夜やろう」などなど。あれこれ理由をつけ、自分を言いくるめては、またベッドに顔をうずめてしまう。
でも、私は違う。あれこれ考える猶予など自分に与えない。5、4、3、2、1、終了。
4時30分にアラーム音が聞こえた瞬間から5秒カウントダウンを始める。その5秒以内にアラームを切り、目を擦ってでも起きるのが私なりの流儀だ。
朝早く起きることに関して、残念ながら特別な秘訣はない。ただ何も考えずに目を開け、体を起こす。このやり方がいちばん効果的で、たいしてつらくない。