「クラミジアは、遊び賃」
そこまで男性経験があると、危ない経験も多々ある。裸で行う性交渉は、常に危険と隣り合わせだ。
「いっぱいありすぎて覚えていません。直近ではあるエリートビジネスパーソンとしたことかな。相手が快楽を求めるあまり行為がエスカレートして、首を絞められて死にそうになりました。
あとはコロナ中にメンタル的に追い詰められていた、売れない俳優さんとしたときは、数日間、彼のマンションに監禁され、スマホは奪われ、このまま帰れないんじゃないかと思いました」
性感染症は日常茶飯事で、「クラミジア(感染症)は、遊び賃だと思っています」と豪語する。ただ、望まない妊娠は18歳のときに1回したのみ。相手は初体験の相手で、これが原因で別れてしまったという。
「向こうの親も私の親もカンカン。特に私の母は、ちょっとおかしいというか、彼を徹底的に追い詰め、高校を中退させてしまったんです。
そして『玲奈がふしだらなことをするから、あなたと付き合った人が不幸になるの』と言ったんです。自分が彼を退学まで追い込んだくせに、私が悪いみたいな言い方をした」
援助交際で自分の存在意義を知る
その後、玲奈さんは親に内緒で援助交際(当時『パパ活』という言葉はなかった)を行い、お金を貯めて膣内に避妊リングを入れた。
「援助交際をしたときに、私の存在意義を確認できました。私、親からも『容姿が悪い』と言われて育ち、自分でも『不美人で生きている価値もない』と思っていました。だって学生時代、出会い系サイトで釣った相手と待ち合わせたとき、私の姿を見て『ブス』と吐き捨てて帰った人もいましたからね。
でも、10人待ち合わせに来たうちの7人とは、性交渉ができました。若いってすごいです。当時は自分のことを『好きな人を不幸にするブス』だと思っていたので、そんな私に反応してくれる男性は神様のように思えました。
それに、性交渉は本当に落ち着くし、気持ちがいい。数を重ねるごとに上達していきますし、そこにはまっていったのだと思います」