次に、2つ目の論点「女性だけの組織をつくることは、会社の儲けにつながるのか?」を検討する。

女性中心であることを前面に打ち出して成功している企業が大阪にある。不動産販売業を手がけるピルプワークだ。社長の石田明美は専業主婦を11年間経験した後、01年に起業。現在、石田を含む社員30人のうち28人が女性だ。

女性営業部隊の現場、「エフ・ステージ尼崎」マンションギャラリーにて。左が石田明美社長。

不動産販売のプロジェクトが始まると地元の専業主婦たちをパート社員で採用し、女性社員たちがリーダーとなる。不動産販売という「男の世界」で、女性が女性を率いる組織で成果を出し続けているのだ。リーマンショック後に急激に市場が冷え込んだ際も、倒産が相次ぐ中、あるマンション販売の案件を見事に売り切って顧客の信頼を勝ち取った。