セブン&アイと損保ジャパンのケースで浮かび上がってくる論点は2つある。女性だけの職場をつくることによって、(1)組織が活性化して女性のリーダーが育成できるのか?(2)会社の利益拡大につながるのか? の2点だ。それぞれについて、企業経営者と識者の意見を聞いた。

ネイルサロンやフィットネスジムを全国展開するノンストレスは、320人の社員の9割が女性だ。社長の坂野尚子は1996年の創業以来、「女ばかりの職場」を率いてきた。しかし、女性リーダーを育てるために女性ばかりの職場をつくることは「言語道断。話題づくりにすぎない」と切り捨てる。

(鶴田孝介、的野弘路、永井 浩、高橋聖人、澁谷高晴=撮影)
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