接客のコツとはなにか。JALの元トップCA・桜井妙さんは「お客様の名前を呼べるといい。名前を添えて声がけすることはCAの常識。お客様には歓迎の意思表示と万が一のリスクマネジメントを、チーム内には連帯感を高めることにつながる」という――。

※本稿は、桜井妙『元JALのトップCAが明かす ベストパフォーマンスを発揮する人の「接客力」』(大和出版)の一部を再編集したものです。

飛行機の機内で乗客に対応する客室乗務員
写真=iStock.com/andresr
※写真はイメージです

「桜井様、おはようございます」にある3つの効果

接客に対する評価は、自分たちで決めるものではありません。お客様が決めてくださいます。

その中でも、「また利用するか、二度と利用しないか」は一番わかりやすい接客への評価ではないでしょうか。

そこで、お客様に「また利用したい」と思っていただくために私たちができることを、この章で一緒に考えていきましょう。

ある会社に問い合わせの電話をしたときのことです。

「桜井様、おはようございます」という声が受話器の向こうから聞こえました。

名前を添えた丁寧な挨拶に、私は軽い驚きと気恥ずかしさ、そして、その会社への親しみを感じました。

このように名前を呼びかけること、これをバイネーム(by name)と言います。