日本はたった独りでSDGsを売る羽目に

とはいえ日本は毎年必ず“みかじめ料”を払っているうえに、素直で単純な性格のため、この腐れ町内会の幹部が繰り出す口車に乗せられてしまいます。

谷本真由美『世界のニュースを日本人は何も知らない4』(ワニブックスPLUS新書)
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そして、ここが提唱する「ゴミ箱は“護美箱”と呼びましょう!」とか「多様性は地球を救う!」などといった町内の問題解決とはかけ離れたどうでもいい掛け声や運動に同調してしまい、ここで買わされたポスターを家の中に貼り、玄関には看板まで立ててしまいます。

さらに幹部が「地球を救うから!」と言い張るタピオカティーを、神社の祭りでなんとたった独りで売る羽目になっているのです。

ところで日本のみなさんは「SDGs! SDGs!」と国内で叫ぶまえに、ご近所さんがビニール袋や産業廃棄物が混ざっている工場の廃液をその辺に垂れ流したとか、特定民族グループを収容所にぶちこんでいるとか、女性を殴りつける男だらけだとか、ゴミ出しのルールどころか道がゴミだらけだとかいうことを指摘し、どうにかしろと怒鳴りつけたほうがよろしいかもしれませんね。

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