Google検索すると本当の姿が見えてくる

日本で大人気のSDGsですが、国連のような偉い機関が提唱しているので日本人は全世界の国々がこれに沿って生真面目にリサイクルや太陽光パネル発電、さらには幼い子どもにも一生懸命、地球環境に関して教育をしていると思われるかもしれません。

ところが他の先進国ではSDGsがまったく知られていないのです。試しに「SDGs」をキーワードに「Google」で検索してみてください。出てくるのは国連関係組織のWebサイトやマイナーな非営利団体のサイト、大半は日本のWebサイトです。「Google」検索でニュースセクションに飛んでも海外大手メディアではまったく出てきません。

Web上でSDGsの動画を探しても国連の宣伝になるようなものばかり。これまた他の国の一般の人々がSDGsについて語っているとか、イケてる「TikTok」の有名人が「時間制限いっぱいの10分間で環境保護の動画やってみました!」みたいなのがほとんど出てこないのです。

若者に流行っている斬新なネタだと「TikTok」にかなり登場してくるはずなんですよ。それから「Roblox」でもネタにもなっていない。あのゲームは旬なネタを取り入れるのが早いですからね。ネットでもコラ画像が出回りまくりますよね。

SDGsバッジは外国人から見ると「謎のカルト」

ようするにどういうことかというと、国連と日本以外ではまったくといっていいほどSDGsはキー検索されていないワードなんです。そして決定的なのは日本のサラリーマンや役人が胸に付けている大きな謎のSDGsバッジです。あれを付けている人が多いのでヨーロッパの人々はこう言います。

SDGsピンバッチ
SDGsピンバッチ(写真=Project Kei/CC-BY-SA-4.0/Wikimedia Commons

「日本は何か謎のカルトに入っている人が多いの?」
「それとも、あのカラフルな丸いバッジは国による強制なの?」
「いや、神道の決まりじゃない?」
「アニメのキャラが付けてるから流行ってんの?」

そんな感じで真剣に聞いてくるのです。

あのバッジはヨーロッパでもアメリカでも売っている場所がないし、あんなマークを知っている人がいないんです。やたらと日本人だけが胸に付けているので、なにか日本の特殊な習慣か祈祷なんじゃないかと思われても仕方ないでしょう。日本には謎の習慣が多いですからね。