仕事をしているかしていないかが一目瞭然
私の質問主意書はなぜ効果があったかというと、長く政権与党の中にいて、内情をよく知っているからです。だから役人は、いい加減な答弁が書けずに困るわけです。
私は、この11月にも1本出しました。内容は、日本共産党が破壊活動防止法の調査対象団体であるかどうかです。この件については毎国会、必ず出しています。内閣によって判断が変わる可能性がありますから、現在も破防法が適用されているかどうか、常に確認する必要があるのです。
質問主意書は、議員本人が勉強しているかどうかのバロメーターでもあるんです。勉強していなければ、何を質問すればいいかがわからないわけですから。
どの国会議員が、何本の質問主意書を出しているか。それはどんな内容で、それに対してどんな閣議決定がなされたかは、国会のホームページにアクセスすれば簡単に読むことができます。
国会で質問せず、議員立法の発議もしない、質問主意書も出さない議員がいます。あなたが貴重な一票を投じた議員は、どれくらい仕事をしているのか、していないのか。一目瞭然ですから、ぜひ確認してみてください。
私はあと2年半の任期のうちに、前人未到の2200本を目指そうと思っています。
(文・構成=石井謙一郎)