第二段階「破」:自分なりの工夫をしてみる

言われたとおりやって、うまくいかないことがあったら、すぐに対応が必要です。

「なぜ、うまくいかないのか」

「どうすれば、問題を回避できるのか」

こんなことを考え、自分で工夫することが求められます。その工夫は、タイムリーに上司に報告しましょう。上司は対応力を見ています。新人にとって、うまくいかないときこそ、自分の創意工夫が活かされるチャンスです。

もし、言われたとおりにやって、うまくいったとしても、それで終わってはいけません。

「どうして、うまくいったか」

「もっと良いやり方はなかったか」

「次の同じような作業が振られたら、どうするか」

作業が完遂できたのはめでたいことです。でも、次に同じような作業が振られたとき、また同じことをするのでしょうか?そんなことでは冒頭のように、いつか上司に怒られます。

同じような作業が振られたときに、「もっとこうしましょう」と提言できれば、「破」の第一歩を踏み出せたことになります。そのためには、うまくいった場合でも、作業を振り返って洞察し、気づきを得ることです。