今回と次回(最終回)は、まとめも兼ねて「『選ばれるコンサルタント』になるための心構え」と「『選ばれるコンサルタント』になるためにやるべきこと」をお話する。

「選ばれる」=「売れる」?

コンサルタントとして「選ばれる」ということは、経済的な成功をも意味します。経済的に考えると、「選ばれること」は「売れること」です。「選ばれ続ける」ということは、「売れ続ける」ということ。売れ続けられれば、大きな金銭的価値を継続して受け取ることができます。

では、しきりに売り文句を並べれば成功するかというと、そうはいきません。売り文句が効いて、一時的にコンサルティングサービスが売れるときもあります。でも、売り文句の工夫だけでは、長続きしません。結局のところ、空疎な売り文句は並べれば並べるだけ、逆効果に終わってしまうのです。

どうすれば「選ばれる」のか?

やはり、「信頼を得る」ことです。いや、「継続して信頼を得られるように、自身を成長させるべく努力すること」のように言い換えるべきでしょう。信頼を寄せてくれるのは、あくまでクライアントであり、いくらコンサルタントが「信頼してください」と言っても信頼は得られません。努力して取り組んだことを相手が評価し、結果として「信頼」が返ってくる。そういう関係なのです。

では、「自分を成長させるべく努力」とは何なのか?まさに「選ばれるコンサルタント」になるためにすべきことです。詳しく見ていきましょう。