※プレジデント編集部で全国の1000人を対象にアンケート調査を実施。消費者にとって身近な小売り・サービスの22部門において、いまもっとも好きなブランドを選んでもらいランキングした。回答者は男女各500人、20~60代の各200人。(2010年・雑誌掲載当時)

生活雑貨の上位2ブランドは無印良品(良品計画)と東急ハンズだ。ハイセンスな雑貨類を扱う両チェーンだが、商品戦略はまったく違う。無印良品の店に並ぶのはすべてオリジナルのプライベートブランド(PB)だが、東急ハンズの商品はナショナルブランド(NB)がほとんどだ。

アンケートでは無印良品の「品質」が高く評価された。フリーアンサーとして「デザインがいい」と回答する人も多かった。

無印良品は1980年に登場した日本初の本格的なPBだ。画期的だったのは、田中一光氏をはじめ有名デザイナーを起用しながら、あえて「無印」に徹し、共通イメージの涵養に努めたこと。この方針は30年経っても変わらない。