会社の雰囲気に流されてズルズル出費が増えていた
あとで聞けば、真栄田さんの勤め先は老舗メーカーだからか、バブルの残り香漂う先輩が多く、高級車を何台も買いかえたり、クラブのフロアでブイブイ……といった雰囲気をまとった社員が多くいるそうで、“社風”として散財傾向があったようです。彼女もそんな会社の色に染まった結果、意識なき出費がかさんでいってしまったのかもしれません。
ただ住宅ローンの金利が優遇されたり、豪華な保養所に安価に泊まれたりと、いたれりつくせりだった福利厚生も不景気の今は縮小傾向。コロナ禍も相まって、状況は一変しているようです。
経済的な面だけでなく、環境面でもまったく地球に優しくない暮らしをしていた2人。進藤さんが後輩から白い目で見られていたように、時代の変化も感じていたことから、今回は将来を考えるいいきっかけになったようです。
「年金額を即答」できなかった方は一度、自分のお金の使い方を見直してみてはいかがでしょうか。
(構成=小泉なつみ)