マスク二重、手洗い励行、ボタンは肘押しでも…

新型コロナウィルスに感染しました。

1月23日の夜に発熱し、38度までに上がり、以前医者で処方された解熱剤を服用すると、翌日24日朝には37度台前半まで下がりました。体調も少しだるい程度でさほど辛くなかったのですが、一応保健所に連絡を入れてみますと、「念のため発熱外来で受診するように」と言われました。

ネットで近くのクリニックを見つけて駆け込んだところ、即PCR検査となり、その数時間後「陽性」との連絡を電話でいただきました。そこから10日間、自宅療養を余儀なくされました。

まさか自分が感染するとは。

COVID-19
写真=iStock.com/BlackJack3D
※写真はイメージです

マスクも二重にして、手洗いを励行し、アルコール消毒液を常に携帯し、エレベーターのボタンは肘で押すのを徹底していた自分が感染したのです。

しかも、この2年間、エンタメ業界はないがしろにされ、自粛という名のもとに仕事が8割も減少する「リアル8割おじさん」の自分に追い打ちをかける仕打ちを神様は施すのかと、やり場のない怒りがみなぎりました。

「どこまで俺を追い詰めればいいんだ」

落語の仕事がかように減らされるばかりか、運よく成立した場合でも、高座の前には飛沫防止のアクリル板が置かれ、さらには密を避けるために観客数も減らされるため、笑いの反応もつらくなるという責め苦だらけです。