ドイツは総選挙で16年ぶり首相交代

ドイツのメルケル首相が政界を引退する。2021年9月末のドイツ連邦議会選挙は、ほぼ予想通りの結果となったが、3党連立政権が正式に誕生するのはまだ先になる。

メルケル氏(左)と「次期首相」のオーラフ・ショルツ氏。
メルケル氏(左)と「次期首相」のオーラフ・ショルツ氏。(EPA=時事=写真)

メルケル首相のキリスト教民主同盟(CDU)は第2党に転落し、同じ連立与党だった社会民主党(SPD)が第1党に躍進した。議席の過半数を獲得しなかったSPDは緑の党、自由民主党(FDP)と連立を組むことが決まっている。CDUとの差はほとんどなく、政権を担うには2党と組むしかない。