ナッツ類は、くるみやアーモンドを中心に何種類か揃えておくとよい。くるみにはオメガ3脂肪酸がたっぷり含まれ、アーモンドにはオメガ9脂肪酸、ビタミンEも含まれるので、抗酸化力をアップしてくれる。

ドライフルーツでは、アンズ、イチジクをすすめたい。アンズにはベータカロチンなど抗酸化作用のある植物栄養素がたっぷり、イチジクにはカルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄分、マンガンなどミネラル分がたっぷりだ。食物繊維も豊富なので、血中のコレステロール値を下げる働きをしてくれる。

チェーンよりは個人経営の店を選ぼう

注意が必要なのは、ドライフルーツには油でコーティングされたものや、着色されているものもある点だ。そういうものは避けて、質のよいものを選びたい。

南清貴『40歳からは食べてはいけない 病気になる食べもの』(KADOKAWA)
南清貴『40歳からは食べてはいけない 病気になる食べもの』(KADOKAWA)

また、飲みに行ったり、食事に行ったりする機会に、積極的に自分で店を選ぶことも重要だ。少なくとも、チェーン展開をしている居酒屋などは避けてほしい。チェーン展開の店で出されるメニューはほとんど、セントラルキッチンと呼ばれる、いわば食品工場で作られたものが中心になっている。そういう店で提供されるものはもはや工業製品であって、食事として食べる価値のない代物だ。

では、どうすればいいのか。基本的には、個人経営の店を探すのがよいと思う。個人経営でも真空パックの惣菜を使っているような店もあって、ピンからキリまであるのだが、チェーン展開をしている店よりはるかにマシである確率は高い。

そういうなかから、素材選びにも気を遣い、自分で仕込んでいるような誠実な店を見つけておくのだ。店主やおかみさんと仲良くなって、多少のわがままも聞いてもらえるような付き合いをしていけるともっといい。訳のわからないメニューを食べさせられて体調を崩すことも少なくなるだろう。

【関連記事】
40代で一気に「顔の老化」が進む人が毎朝食べているもの
会議で重箱の隅つつく「めんどくさい人」を一発で黙らせる天才的な質問
「野菜たっぷりなら良いわけではない」糖尿病患者にほぼ確実に不足している"ある食べ物"
子どもに月経や射精について話すときに「絶対使ってはいけない言葉」2つ
メンタル不調のときにまず食べるべき最強で手軽な「うつぬけ食材」