フライドポテトは健康面を考えても最悪

また、生のキャベツやトマトといったものがあれば積極的に摂る。マヨネーズとかドレッシングを付けて食べるのではなく、できるだけシンプルに、何も付けないか塩を少量ふって食べる。可能であればその塩も「塩化ナトリウム」99%の化学塩ではなく、海塩などの自然塩であればなおいい。しかも、空腹時に生野菜を食べる習慣を身に付けると、それだけでも健康にかなりいい影響がある。

海藻を使ったもの、大根おろしの上にシラスを載せたものなどがあれば、それも注文したい。それから、イワシ、アジといった近海の小魚の刺身もあれば、少量でいいので食べる。イワシやアジなどには、私たちの身体に絶対必要なオメガ3脂肪酸が多く含まれているので、これを食べるのは非常に有効なのだ。

お刺身の盛り合わせ
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少しでも多く野菜を摂ろうとして、揚げたジャガイモ、つまりフライドポテトのような料理を注文するのは絶対にやめた方がいい。ジャガイモを高温で揚げるとアクリルアミドという発癌性の疑いがある有害物質ができてしまう。揚げた油の酸化の害を考えるとダブルパンチになるので、ともかく揚げたポテトは絶対に食べないように心がけてほしい。

それでもまだ空腹だったり物足りなかったりするならば、家に帰ってから冷蔵庫の生野菜を食べるといい。トマト、キャベツ、レタス、キュウリ、セロリ、大根、カブ、スプラウトといった野菜を、やはり市販のマヨネーズやドレッシングは使わずに味噌やしょうゆ、自然塩をちょっとだけ付けるのが、よい食べ方。

酒を飲んだ翌朝は何を食べればいい?

こういった野菜からはたっぷりと酵素を摂ることができ、私たちの健康のレベルは大きくアップする。せっかくなのだから、野菜も調味料も、品質のよいものを選んで買っておく配慮をしたい。

そして大事なのは、飲んだ翌朝フルーツをたっぷり食べることだ。フルーツだけでは足りない場合は、フルーツを食べたあと40分後以降に青汁などを飲むか、スムージーなどを作って飲むとよい。

間違ってもここで甘い飲みものを飲んだり、ジャンクなファストフード、甘い菓子パンなど白い小麦粉を使ったものを食べないようにする。牛乳も飲まない方がいい。

それでも仕事中に空腹に耐えかねることがあるならば、ドライフルーツとナッツを併せて食べる。

ドライフルーツとナッツには、ボロンと呼ばれるミネラルの一種が含まれていることがわかっているが、脳に非常によい作用があることが知られている。そのためドライフルーツとナッツのことを「ブレインフード」と呼ぶ人さえいる。さらにボロンには、骨を丈夫にしてくれる働きもある。