どうすれば清潔で綺麗な肌を保てるのか。YouTubeで「大人男子の身だしなみ」を発信する宮永えいと氏は「ほとんどの男性が洗顔で肌を傷つけている。特にスパ施設で備え付けの洗顔料を使うのはNG。しっかりと洗顔料を泡立てて、ぬるめのお湯でやさしく洗うことが大切だ」という——。(第2回/全2回)

※本稿は、宮永えいと『大人男子の「超」清潔感ハック』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。

顔を洗う男性
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成長を続けているスキンケア市場

身だしなみの第一歩として登場するのが「スキンケア」です。最近では男性のスキンケア市場がみるみる伸びており、20~40代の男性の約40%が何らかのスキンケアを取り入れているそうです。SNSなどのコミュニケーションによって、今後7割くらいの男性がスキンケアを取り入れる世の中になると、僕は予想しています。

と言うのも、ヘアワックスは使用率が過半数を超えており、変化が見えやすい美容法であるにもかかわらず、つけるのに抵抗がある人はほぼいないと思います。

それに比べ、スキンケアは家でコッソリ楽しめる美容法なので、ワックス市場を超えるのではないかと考えています。

肌はきれいに保てば見ためがグッと若くなり、年齢を重ねるごとに周りとの清潔感に差が出る部分。スキンケアを日常に取り入れて、将来に待ち受けるシワ・シミ・たるみなどへの対策をしっかりとしていきましょう。

スキンケアにセンスは必要ない

スキンケア未経験の方や、何となくやっている方にとっては、まだまだスキンケアと聞くと難易度が高いのでしょうか?

いえいえ、実は全然高くありません。スキンケアにはヘアワックスのように独自のセンスやポテンシャルが必要なく、「アート」というよりも「ロジック」の世界です。つまり、逆算してものを考えたり論理的な思考をしたりするのが得意な男性にとって、女性よりも得意分野だと思っています。

ドラッグストアやネットショップを見ればわかる通り、アイテムはかなり揃っています。いろいろな肌タイプ向けに無数の商品が販売されているので、自分好みのカスタムセットを完成させるのも容易です。

僕自身、スキンケアを取り入れていなかったときはお客様から「疲れてますか?」と何度も言われましたが、今では反対に「肌きれいですね!」に変わりました。思ったより人は他人の肌を見ているみたいです。