40度のお湯で洗顔するのはNG
また、皆さん、お風呂やシャワーの温度はどれくらいでしょうか?
多くの方は40度程度かと思いますが、体を流す40度のシャワーでは、肌への刺激が強い可能性が高いのです。
コスメのメーカー「ディセンシア」の調査によると、「42度の熱いお湯で洗顔をすると、皮脂などの汚れは落ちやすいが、その後の水分蒸散量が高いため乾燥しやすい」「反対に25度のお湯の場合、水分蒸散量は低いが、汚れが落ちづらい」という結果でした。
そのため、洗顔するのに一番バランスのよい温度は32度前後としています。
32度とは体感的にどれくらいかと言うと、「冷たい寄りのぬるい」です。洗顔をするときは温度設定を変えてから流すようにしましょう。夜、お風呂で洗顔をする方も多いと思います。そのとき、先ほどの温度設定とともに気をつけてほしいのは、シャワーの水圧です。
ものによっては水圧が強く、物理的な刺激になってしまうシャワーヘッドもあります。体を洗うときとは水圧を変えて、当たり方が柔らかく感じる程度に弱めて流すとグッドです。
顔だけを特別扱いする「お風呂後洗顔」がオススメ
僕はお風呂後に洗顔をしています。そもそも「見ためPDCA」を回すうえで、最重要事項がこの洗顔の時間です。
男性が頻繁に見ない鏡を目の前にして、ありのままで無防備な顔面と向き合う唯一の時間でしょう。鏡の前に立つとき、自惚れている時間はありません。「観察」「改善」「研究」です。
年齢やライフスタイル、季節の変化などによって肌の状態は変わります。今やっている洗顔方法やスキンケアが、最善ではなくなっている可能性もあるのです。やみくもに行う洗顔やスキンケアは嫌々やらされる仕事と一緒で価値を持ちません。
自分という商品のキモがあなたの顔ならば、こだわることはまったく恥ずかしいことではありません。そう思い、僕は「お風呂後洗顔」を選びました。これは、「顔だけ特別扱い」をすることで、手間をかけてきれいにさせるという、こだわる脳をつくるための準備に近いです。
お風呂で洗うとき、髪・体・顔に優劣はありますか? ほとんどの方は一連の作業として行うと思います。ですが、一連の作業として行うには課題が多すぎるのが顔です。
先ほどお伝えした革製品も同じです。普通の衣類は洗濯機でいっぺんに洗えますが、革小物はオイルを塗ったり磨いたり、状態を見ながらメンテナンスを行うからこそ、こだわりも出てきますよね。
顔もそれほどのこだわりを持ってメンテナンスを行うべき部位です。一度、騙されたと思って、お風呂後洗顔を鏡の前でしてみてください。新たな発見とこだわりが出てくると思います。