文春は「疲労がピーク」、新潮は「がんの検査も受けた」

8月19日発売の週刊文春(8/27日号)で、首相秘書官の一人がこう呟いている。

「よくよく調べてもらわないと……。実際(安倍首相の身体が)どうなっているのか、分からない」

官邸関係者も、安倍がこのところ「体調を崩した」「腰が痛い」といっており、「エレベーターの前で壁に手をついたこともある。新型コロナ対応で一月下旬から働きづめなので、疲労がピークに達しているようです」と語っている。

新潮でも、FLASHの内容を裏付けるような証言を、さる官邸関係者が漏らしている。7月6日に安倍首相は吐血はしていないが、朝から体調が悪く、「執務室で“クラクラする”と呟き、食べたものを吐いてしまった。その吐瀉物の中に鮮血が混じっていたんです」。やはり新潮で、自民党の閣僚経験者が、「安倍さんは今回、がんの検査も受けました」と語っている。

文春では慶應大学病院の関係者が、安倍が受けた検査について、こう話している。

「この日、安倍首相は顆粒球吸着除去療法(GCAP)を行ったようです。これは潰瘍性大腸炎がステロイドでは抑えられないほどひどい炎症を起こしているときに行うもの。GCAPの治療は、太い針を刺すので痛みも伴うし、頭痛などの副作用もある。治療後は身体がしんどく、一~二日は休む必要がある」

その言葉通り、安倍は翌日を休養にあてたのだ。

安倍を担当する医師団の一人を文春が直撃すると、「GCAPですか。それをやったか、やっていないかは何とも申し上げられない」と答えている。やはり、持病の悪化というのは間違いないようだ。

24日で在任記録が歴代最長になったが…

この病気に一番いけないのがストレスである。自身の「桜を見る会」疑惑に対する追及、それに加えて、新型コロナウイルス拡散への対応と、ストレスが溜まる一方だったことは想像に難くない。

小中高一斉休校から始まり、アベノマスク、「Go To」キャンペーンの失敗で、支持率も30%台を切るところまで落ち込んでいる。その上、夕食は出前の弁当を寂しくつつく孤独のグルメでは、身体だけではなく精神的にも追い詰められていったのであろう。週刊ポスト(9/4日号)によると、「総理が食べているのは消化に良い流動食のようなもの」という官邸内情報もある。

安倍首相は1日休んで19日には公務に復帰したが、首相動静を見ると、午前中は自宅で過ごし、午後、官邸に来て約5時間ほど執務して、6時過ぎには自宅へ帰るという規則正しい生活を送っている。