CAがやさしく教える! マスク越しの笑顔のつくり方

日本航空(JAL)の客室乗務員の教育では、日頃から相手の気持ちを感知し、伝える方法について重きを置いている。今回のようなコロナ禍で、マスクを着用していても、おもてなしの「心を伝える」ことをしっかり意識しているという。客室マネジャーの清水千香子さんはこう話す。

「人が『笑顔』と感じる要素は、口角が上がっていること、目尻が下がっていること、上の歯が見えていることなどがあります。しかしマスクを着用すると、そのうち2つの要素が表現できません。そのため、コロナ禍においては、目の表情、アイコンタクトが大切になります。『目は口ほどにものを言う』『目は心の窓』などの言葉が示すように、人が誰かに伝える行為において、目の表情は非常に重要だと考えています。