フルなら6~7時間、制限時間が緩やかなレースを選ぼう

順調にトレーニングも進み、ついに大会デビュー。レースの4週間くらい前に一度は本番の4分の3くらいの距離を経験しておくと自信がつきます。日本にはフルだけで100以上、10キロやハーフなどを含めると1300もの大会があります。できれば、フルを走る前に何度かハーフマラソンに出場して、大会慣れしておきましょう。

ビギナーのレースの選び方。まず制限時間が緩やか(10キロなら1時間30分。ハーフなら2時間30分。フルなら6~7時間)で、平坦なコースの大会をチョイスします。参加人数は多い大会のほうが、沿道も賑やかで楽しく走れます。スタート時間はたいてい朝早いので、日帰りなら、余裕を持ってスタートに間に合うか確認しましょう。大会の詳細や評判も載っている「ランネット」「スポーツエントリー」などのサイトからのエントリーが便利です。エントリーすると大会要項とゼッケン引換券(またはゼッケン)が送られてきます。要項の注意書きはよく読んでおきましょう。

基本的な持ち物のほかに、レジャーシート(場所取り用)、大きなポリ袋(穴を開けて頭からかぶって寒さをしのぎ、温まったら給水所などで捨てる)、5キロごとのペース表(腕に貼る)、クリアシート(完走証入れ)などがあると役に立ちます。

会場にはスタートの2時間前には着くようにして受け付けを済ませます。タイムを計るチップが渡されるので、これをシューズに装着し、着替えて荷物を預けます。家での朝食が早いので、会場についてからオニギリをひとつ食べるのもいいでしょう。会場のトイレはものすごく混むので、早めに済ませます。