慶應は社会性が高い、早稲田は玉石混交

大学進学を決めるとき、受験生や親が最も気にするのが、卒業生の就職実績ではないだろうか。また、企業も、「人材のトップブランド」である早慶には、ひと際関心が高いはず。「早慶を何人採用できたかで、人事担当者の査定が変わる」といった話まである。

早稲田は、慶應より卒業生が多いだけに、有名企業への就職人数では、慶應を上回るケースもある。ただし、トップクラスの人気企業の就職となると、早稲田よりも慶應のほうが優勢の傾向にある。財界を牛耳ってきた「慶應ブランド」の神通力は、いまも健在のようだ。