面白くて美しい「ワセ女」の逆襲

学歴抜きの人間力が試される恋のバトルでは、早慶のどちらに軍配が上がるのか? 一般のイメージからすれば、オシャレでスマートな慶應が強そうだ。ところが、アンケート調査では、意外にも早稲田が男女で慶應を打倒した。

Three young Japanese women studying
写真=iStock.com/Milatas
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とりわけ、男性人気急上昇中なのがワセ女。アンケート結果を見ると、外見では、相変わらず慶應ガールに分がある。しかし、ワセ女は、「会話が楽しい」というイメージが強く、機知やユニークな発想といった内面が、男性から高く評価されている。大学生の生態に詳しいコラムニストのオバタカズユキさんも、ワセ女をこう絶賛する。

「かつてはダサい、男勝りで気が強すぎるといったネガティブな印象でしたが、いまは違います。自立していて、いい意味でサバサバしたタイプが多く、男子も付き合いやすいんですね。内面だけでなく、雑誌の読者モデルに選ばれるような、キレイな子も多い。学内のカップルも増えていますよ。もっとも、男子よりも大人で、優秀なので、ワセ女のカカア天下ですけどね」

ワセ女のレベルアップの背景には、「国際教養学部の新設などで国際化を進めたこと、それに、再開発でキャンパスが劇的にキレイになったことが大きいですね。それが、女子学生を急増させています」と、大学の入試事情に詳しい大学通信常務取締役の安田賢治さんは話す。