リーマンショックが引き起こした100年に一度という世界不況は、消費者の財布の紐をきつく縛っただけでなく、必要以外の用事で人を家から出さなくした。この結果、デパートや量販店の歳末商戦は散々で、正月の温泉地や地方のテーマパークはガラガラ、スキー場でも、昨年はあれほどいた外国人スキーヤーの姿は見られず、人が増えたのは神頼みをする初詣での神社だけという状態であった。このような動きは世界各地共通に見られ、いまや世界中の集客産業が瀕死の状況にあるといって過言ではない。
人間には、種族保存と維持のために食欲、性欲に加えて集団欲という三大本能が備わっている(しばしば誤解があるが睡眠欲は三大本能には入らない)。つまり本来、動物としての人間は「群れ」の中にいて安全、安心に生きたいと思うほうが自然なのである。人間の脳が知的に発達し、文化的に高尚な動物になるにつれて、「群れをなすのはカッコ悪い」という価値観が生まれてきた。
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