川崎市多摩区の路上にて19人が殺傷された事件で、若手論客・古谷経衡氏がマスコミ報道の異常性を語る――。
川崎襲撃事件の再発を防ぐ方策とは
この事件を巡って異様な報道が続いている。今次の大量殺戮(テロ)は、岩崎隆一容疑者が自死していることから、逮捕→送検→起訴→公判→判決という一連の刑事手続をマスメディアが追うことができない。よって報道各社は所謂「絵」づくりに奔走し、「犯人の家からゲーム機が見つかった」など苦肉の些事に拘泥し、またぞろ当該事件の主舞台となったカリタス小学校の保護者などに無思慮なレンズを向けた。テレビでは精神科医が岩崎容疑者の精神状態をプロファイリング。どこの世界に直接患者を問診せずに精神状態を分析できる精神科医がいるのか。
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