また白鵬か……、陳腐性は仕方がない

平成最後の本場所となった春場所。記念すべき天皇賜盃は横綱・白鵬がかっさらった。これで42回目の幕内最高優勝だ。しかも全勝。「終わってみればまた白鵬か」という陳腐性は仕方がないにしても、文句のつけようがない。

ついつい、三本締めをしてしまった白鵬。(時事通信フォト=写真)

恒例の土俵下のインタビューのとき、「平成最後なので皆さんで三本で締めたいと思います」と観客に三本締めを強いたことに苦言を呈されたようだが、そんなものは嵐の前の紙切れだ。

しかし、協会への注文がある。まず、なにゆえ、「白鵬─逸ノ城」戦が組まれなかったのか。横綱を1敗で追う逸ノ城と白鵬の直接対決をファンはなにがなんでも観たかったはずである。「なに言ってるんだよ。横綱の取組、特に後半はガチガチに決まっているから、当てたくても当てられないんだろ」という声も聞こえてきそうだが、それこそなに言ってんだ。ガチガチだろうとなんだろうと、割り返し(取組のやり直し)をすればいいのである。