経済ニュースの本質を見極めるにはどうすればいいか。役立つのが「会計」だ。会計ではモノの動きと時間の流れを「金額」で整理していく。それが理解できると「ウラの裏」がするすると見えてくる。雑誌「プレジデント」(2018年3月19日号)の特集「会社の数字、お金のカラクリ」から、記事の一部を紹介しよう。今回は「神戸製鋼とキャッシュフロー」について――。

財務諸表で見る、神戸製鋼の「体力」

2017年10月に起こった神戸製鋼の品質データ改ざん問題。あれから5カ月、神戸製鋼の危機は去ったといえるのか。その実態は財務諸表から分析できる。

「まず見るのはキャッシュです」