ステップ1.まずは発言されたことをそのまま書く
まずは、発言した人の意見をそのまま書いていきます。
ここでの大切なポイントは「図で書く」ということです。ただ単に、誰かが言った単語だけをホワイトボードに書いたところで、それは単なるメモに過ぎません。話をまとめずに交わされた議論を羅列するのも意味がありませんので、矢印や表などを使って「簡単な図解」を書くことを意識してください。
ステップ2.書き出されたものをグルーピングする
ここでは文字通り、グループにまとめます。
ステップ3.フレームワークで整理する
ある程度、意見が出てきたところで、2軸の枠(フレームワーク)に落とし込んでいきます。落とし込んでみると、さらに「ここをもっと考えなくちゃいけないな」とか「これ、すごくいいね、もっと突き詰めてかんがえてみようか?」などということも見えてきます。その際は、またステップ1に戻り、該当箇所を深掘りしていきます。
かつては、会議においては「たくさん話すことがエライ」という風潮もありました。
しかし、スピード化の時代、「いかに時間をかけず良い結果を出せるか」が会議で求められています。
ムダ話から良い案がまったく生まれないというわけではありませんが、効率という面から考えると、できるだけムダな議論を排除することが、生産性アップにつながります。ホワイトボードありきの会議を、ぜひお試しください。
木部 智之(きべ・ともゆき)
パナソニックシステムソリューションズジャパン部長。横浜国立大学大学院環境情報学府工学研究科修了。2002年に日本IBMにシステム・エンジニアとして入社。エグゼクティブ・プロジェクト・マネジャーを務め、2018年より現職。著書に『複雑な問題が一瞬でシンプルになる2軸思考』『仕事が速い人は「見えないところ」で何をしているのか?』(以上、KADOKAWA)がある。
パナソニックシステムソリューションズジャパン部長。横浜国立大学大学院環境情報学府工学研究科修了。2002年に日本IBMにシステム・エンジニアとして入社。エグゼクティブ・プロジェクト・マネジャーを務め、2018年より現職。著書に『複雑な問題が一瞬でシンプルになる2軸思考』『仕事が速い人は「見えないところ」で何をしているのか?』(以上、KADOKAWA)がある。
(写真=iStock.com)