牛丼の値上げが止まらない。松屋フーズは、2018年4月より「牛めし」並盛りの価格を290円から320円に値上げ。これにより、吉野家、ゼンショーが展開するすき家を合わせた“牛丼御三家”の牛丼並盛りの価格は、すべて300円を突破した。
値上げにサプライズはない。外食産業のなかでも、牛丼はとくに厳しい収益環境にあるからだ。今回の値上げの主原因は原価面である。2017年6月に中国が米国産牛肉の輸入を解禁したことを理由に、需要に対して供給が不足するという観測があり、仕入れ価格が高騰。中国の米国産牛肉輸入が続く限りという条件付きだが、高値が継続される流れだ。
そのほか慢性的な人手不足による人件費の向上も、収益面を圧迫している。元々、牛丼チェーンは低価格で粗利が低く、スタッフの1時間あたりの生産性は、他業態よりも低い。アルバイトの最低賃金が時給25円程度上昇していることを考慮しても、状況が好転するとは考えにくい。
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