英語を習得するには遅過ぎる……?

40歳をすぎると、学生時代の英語力はすっかり錆びつき、記憶力も減退。英語の勉強が苦痛で、不安にかられる人が多い。しかし「やり方次第では、40代でも英語は上達する」と、英語の達人たちは異口同音に指摘する。ジーエルアカデミア代表取締役の塚本亮さんは、「海外留学や大学院進学の夢を実現するため、英語の勉強を中高年から再び始め、実力をメキメキ伸ばした人は大勢います」と明かす。

また、児童英語研究所社長の船津洋さんは「英語は“学習”するのではなくて“獲得”するものです」と力説する。いうなれば、体のなかに英語の感覚を染み込ませない限り、英語は身につかないというわけだ。人間が言語を操る仕組みについて、脳科学を長年研究してきた元帝京平成大学教授の後藤秀機さんは、下の図の「脳の地図」を見ながら次のように説明する。