2017年2月、トヨタなどが出資する「未来創生ファンド」などから5億6400万円の出資を受けたロボットベンチャーがある。代表に名を連ねるのは、日本電産の創業者永守重信氏の次男。名経営者のマインドは可愛らしいロボットにどのように受け継がれているのか。
田原総一朗×MJI代表 永守知博

少しずつ成長する「ゼロ歳の女の子」

【田原】永守さんの会社は、「タピア」というロボットをつくってらっしゃる。タピアは何のロボットですか。

【永守】ライフパートナーロボットです。おしゃべりをしたり、カメラで遠く離れた人とビデオ通話をしたり。たとえばご高齢で一人暮らしをしている親御さんのところにタピアを置いておくと、元気に暮らしているかどうかをお子さんが見守れる機能もついています。映像を外からケータイで見ることもできます。