【選択その3】不動産投資

 一時期、不動産投資も節税効果が得られるともてはやされたことがあった。マンションに投資するとローンの返済額が家賃収入を上回るが、赤字分を給与所得と損益通算すれば税金が戻ってくる。

しかし、このスキームは「04年の税制改正により通用しなくなった」と、『サラリーマンでも大家さんになれる』シリーズで知られる賃貸業コンサルタントの藤山勇司氏は語る。

「『土地にかかる利子の損益通算不算入』が最も痛かった。マンション価格のうち多くを占める土地の部分にかかる金利が損益通算できなくなったのです。さらにマンションの売却損を給与所得などと損益通算できなくなったことも大きい。つまり政府は一本の法令によっていかようにも網を絞ることができるのです。結局、世の中のルールは強い奴がつくるということ。弱者のサラリーマンが強者のふりをするといつかガツンとやられる」