知っておきたい老化の3大要因およびその対策
老化のメカニズムが科学的に解明されるにつれ、それを抑制する方法も明らかに。止められない現象とあきらめず、日々の注意と努力の積み重ねで健康寿命を延ばそう!
[1]活性酸素による酸化――体内でエネルギーをつくるときに発生する活性酸素が、細胞を傷つける。
対策:食事の改善。喫煙や暴飲暴食など、体内の活性酸素を増やす習慣を改める。
[2]タンパク質の糖化――体内のタンパク質が糖によって変化し、細胞や酵素などの働きが悪くなる。
対策:糖質をとりすぎない。早食いは避ける。AGEsの摂取を控える。
[3]ホルモン分泌の変化――ストレスが原因で、「若返りホルモン」DHEAや男性ホルモンなどの分泌が減る。
対策:ストレスを極力避ける。できれば11時前には寝る。睡眠時間は7時間がベスト。
満尾クリニック院長 満尾 正
北海道大学医学部卒業。救急救命医療医、ハーバード大学外科代謝栄養研究室研究員を経て現職。日本抗加齢学会理事。著書に『40代からの「太らない体」のつくり方』『125歳まで元気に生きる』など。
北海道大学医学部卒業。救急救命医療医、ハーバード大学外科代謝栄養研究室研究員を経て現職。日本抗加齢学会理事。著書に『40代からの「太らない体」のつくり方』『125歳まで元気に生きる』など。
(飯田安国=撮影)