脳がいつまでも健康な人と、ヨボヨボになる人は何が違うのか。脳科学者の茂木健一郎さんは「自分の魂を揺さぶるような情報を積極的にとることが大事だ。『私はもう古い人間だから』という考えでは、脳が老化するばかりだ」という――。

※本稿は、茂木健一郎『50歳からの「一生使える脳」のつくり方』(三笠書房・知的生きかた文庫)の一部を再編集したものです。

家でスマホを見ている女の子
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「明石家さんまって、誰?」

先日、ある中学生と話していたら、衝撃的なことを耳にしてしまいました。

「明石家さんまって、誰?」

なんと、今の中学生たちはお笑い界の大御所である明石家さんまさんを知らないというのです。

あまりに衝撃だったこの事実を、私は「地上波テレビ、衝撃の凋落。」というタイトルでブログにもアップしたのですが、これが何を物語っているのかといえば、今の若い世代たちの一部はテレビを一切見ないということです。

これだけではありません。さらに別のある中高一貫校を訪問したときのことです。全校生徒に向けて、私はこんなことを尋ねたのです。

「NHKの大河ドラマ『西郷どん』を見ている人は手を挙げて!」

すると、その結果があまりにも衝撃的でした。

なんと、全校生徒2000人中、たった1人しか見ていなかったのです。

さて、ここからが本題です。

そんな若者たちが世の中の話題や流行に遅れているのかといえば、それもまた違うのです。

彼らはネットや同世代から得ることができる独特の情報文化をしっかり確立していて、彼らなりに明確な情報収集をしているのです。